氷上のコスモス~フィギュアNHK杯を観て
2010-10-24(Sun)
こんにちは、うさねこです。
えー
前回も更新の誓いを新たにしたものの、諸般の事情でなかなかペースが巻き戻せないまま、週末を迎えてしまいました。
いつもの事ながら、ご訪問くださる方たち、本当に有難うございます。
拍手や応援ポチ、コメントもとっても嬉しく頂いています。
さて今回はコスモス畑の記事の前に、ちょっと違う話題をはさむのをご容赦くださいね。
昨夜23日は、少しの間、実家でフィギュアNHK杯・女子シングルを観ていました。
母は浅田真央ファンですが、あいにく番組を見始めたときには、
黒いコスチュームをまとった真央ちゃんの演技の途中からでした。
でもしかし
この日は、真央ちゃんの様子がいつもと違いました。
ジャンプも滑りも、何だか重たそうでキレが悪く、
プログラムを変えたばかりで、調整中なのでしょうか。
「これは、まだリハーサル?」
などとささやき合っているうちに点数が発表されて、本番だったと判った次第です。
(注:これは、ショートプログラムの録画だったらしい)
真央ちゃんは、ジャンプのタイミングなども今までと変えているそうで
今回のプログラムに関しては、まだこれからという段階なのでしょうか。
観戦する側としては煮え切らない思いを抱えつつも
その後、数名の選手の演技が続き
そして、ロングショットではつい真央ちゃんと見間違えてしまう、
村上佳菜子選手の登場です。
この子はキュートでコミカルな表現が上手い。
屈託ない笑顔は、ジュニア時代の真央ちゃんのよう。
今回は、映画『マスク・オブ・ゾロ』の曲に乗っての演技でしたが
この子のコスチュームが印象的でした。
身体の左半身は、黒。
右半身は、赤。
そして左右非対称のデザイン。
演技が進むうちに、気づいてきたのは
この左右非対称のデザインは、ゾロとエレナ姫のそれぞれを表わしているのという事。
演技終了後にアップで観たら、左右のデザインは完全に別物でした。
つまり
左半身は、黒地に銀ラメをちりばめた、剣士
右半身は、真紅のお姫様。
村上選手の動画です
↓ ↓ ↓
URL:http://www9r.nhk.or.jp/figure2/r/single_viewer.html?x=2_0020&gp=2
(でも、この衣装って、発想がある意味、あ○ゅら男○みたい
…あ、不謹慎、不謹慎)
まあ、そんな話↑はおいといて
その中で、ドビュッシー作曲の『牧神の午後への前奏曲』に乗って滑ったのは
イタリアのカロリーナ・コストナー選手でした。
『牧神の午後への前奏曲』ですが、この曲は昔、電子オルガンのコンクールでもよくソロ演奏にアレンジされたものとしても、よく耳にしたものです。
今回の演技では、マラルメの詩『牧神の午後』にインスピレーションを受けて作曲された
この曲の本来のコンセプトである、官能性を強調していると言うだけあって
使われた演奏からも、とりわけ木管やホルンのフレーズなどからは、
一般的な古代ギリシャという言葉から漂う、
アルカイックな牧歌的なイメージとは違う
淫靡(いんび)なまでの艶かしさが感じられました。
以前にも、この曲を使って
世界選手権で優勝した選手がいましたが
その時は、この世離れした、ピュアな妖精のような演技だったのと対照的でした。
ま、同じ曲でも、解釈によって正反対の表現になる、良い例という事で…^^;
(確か、カナダのミシェル・クワン選手だったと思うのですが、調べても、彼女の演目としては出てこないのよね…(*_*))
コストナーの演技の動画はこちら
↓ ↓ ↓
http://www9r.nhk.or.jp/figure2/r/single_viewer.html?x=2_0018&gp=2
今回出場した選手たちですが、競技のルールが変わったせいや
新しい演目が多いこともあってか
まだ調子が出きらない演技が多かったように思いました。
それでも、長身のすらりとした選手たちが、
これまた長い手足を使って表現するさまは、
まるで
コスモスが風と一緒に踊っているかのよう。
ひるがえって、我らが真央ちゃんを見ると
随分大人っぽくなって、今までより表現力に力を入れているのがわかります。
そう、わかるのだけど…
でもね、真央ちゃん
あなたの演技は、まだまっすぐで、若枝が風に揺れているかのよう。
これからは、もっともっとしなやかに色々な感情を表現できるようになってほしい。
これは愛ゆえに出る、期待の言葉よ。
(ユルシテネ、ダカラガンバッテ)
…などという事を思いつつ、コスナー選手の演技まで観てから、帰途へと着いたのでした。
みなさんの中でNHK杯をご覧になった方、ご感想はいかがでしたか?
それでは、今回はいったんこれで失礼します。
P.S. あとで知ったら、真央ちゃんはこの日のフリーでは、すべてのジャンプを失敗して、スピンやステップも精彩を欠き、自己ワースト記録の8位だったそうです…。
村上選手は3度転倒しましたが、3位。
コスナー選手は、表現力を生かしてのグランプリという結果でした。
真央ちゃんのフリー演技の動画URL.
(気の毒で、記事本文には貼れませんでした)
↓ ↓ ↓
http://www9r.nhk.or.jp/figure2/r/single_viewer.html?x=2_0019&gp=2
ここまでお読み頂き、有難うございました。
コメントを頂くと嬉しいです。返信が遅れるかも知れませんが、よろしくお願いいたします。(^^ゞ
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『牧神の午後への前奏曲』について、ウィキペディアからの引用です。
↓ ↓ ↓
この曲はドビュッシーが敬慕していた詩人 マラルメ の『牧神の午後』(『半獣神の午後』)に感銘を受けて書かれた作品である。" 夏の昼下がり、好色な牧神が昼寝のまどろみの中で官能的な夢想に耽る"という内容で、牧神の象徴である「パンの笛」をイメージする楽器としてフルートが重要な役割を担っている。牧神を示す主題はフルートソロの嬰ハ(Cis,C#)音から開始されるが、これは楽器の構造上、非常に響きが悪いとされる音である。しかし、ドビュッシーはこの欠点を逆手にとり、けだるい、ぼんやりとした独特な曲想を作り出すことに成功している。フランスの作曲家・指揮者ブーレーズは「『牧神』のフルートあるいは『雲』のイングリッシュホルン以後、音楽は今までとは違ったやり方で息づく [1]」と述べており、近代の作品で非常に重要な位置を占めるとされる。曲の終盤ではアンティークシンバルが効果的に使用されている。
えー
前回も更新の誓いを新たにしたものの、諸般の事情でなかなかペースが巻き戻せないまま、週末を迎えてしまいました。
いつもの事ながら、ご訪問くださる方たち、本当に有難うございます。
拍手や応援ポチ、コメントもとっても嬉しく頂いています。

さて今回はコスモス畑の記事の前に、ちょっと違う話題をはさむのをご容赦くださいね。
昨夜23日は、少しの間、実家でフィギュアNHK杯・女子シングルを観ていました。
母は浅田真央ファンですが、あいにく番組を見始めたときには、
黒いコスチュームをまとった真央ちゃんの演技の途中からでした。
でもしかし
この日は、真央ちゃんの様子がいつもと違いました。
ジャンプも滑りも、何だか重たそうでキレが悪く、
プログラムを変えたばかりで、調整中なのでしょうか。
「これは、まだリハーサル?」
などとささやき合っているうちに点数が発表されて、本番だったと判った次第です。
(注:これは、ショートプログラムの録画だったらしい)
真央ちゃんは、ジャンプのタイミングなども今までと変えているそうで
今回のプログラムに関しては、まだこれからという段階なのでしょうか。
観戦する側としては煮え切らない思いを抱えつつも
その後、数名の選手の演技が続き
そして、ロングショットではつい真央ちゃんと見間違えてしまう、
村上佳菜子選手の登場です。
この子はキュートでコミカルな表現が上手い。
屈託ない笑顔は、ジュニア時代の真央ちゃんのよう。
今回は、映画『マスク・オブ・ゾロ』の曲に乗っての演技でしたが
この子のコスチュームが印象的でした。
身体の左半身は、黒。
右半身は、赤。
そして左右非対称のデザイン。
演技が進むうちに、気づいてきたのは
この左右非対称のデザインは、ゾロとエレナ姫のそれぞれを表わしているのという事。
演技終了後にアップで観たら、左右のデザインは完全に別物でした。
つまり
左半身は、黒地に銀ラメをちりばめた、剣士
右半身は、真紅のお姫様。
村上選手の動画です
↓ ↓ ↓
URL:http://www9r.nhk.or.jp/figure2/r/single_viewer.html?x=2_0020&gp=2
(でも、この衣装って、発想がある意味、あ○ゅら男○みたい
…あ、不謹慎、不謹慎)

まあ、そんな話↑はおいといて
その中で、ドビュッシー作曲の『牧神の午後への前奏曲』に乗って滑ったのは
イタリアのカロリーナ・コストナー選手でした。
『牧神の午後への前奏曲』ですが、この曲は昔、電子オルガンのコンクールでもよくソロ演奏にアレンジされたものとしても、よく耳にしたものです。
今回の演技では、マラルメの詩『牧神の午後』にインスピレーションを受けて作曲された
この曲の本来のコンセプトである、官能性を強調していると言うだけあって
使われた演奏からも、とりわけ木管やホルンのフレーズなどからは、
一般的な古代ギリシャという言葉から漂う、
アルカイックな牧歌的なイメージとは違う
淫靡(いんび)なまでの艶かしさが感じられました。
以前にも、この曲を使って
世界選手権で優勝した選手がいましたが
その時は、この世離れした、ピュアな妖精のような演技だったのと対照的でした。
ま、同じ曲でも、解釈によって正反対の表現になる、良い例という事で…^^;
(確か、カナダのミシェル・クワン選手だったと思うのですが、調べても、彼女の演目としては出てこないのよね…(*_*))
コストナーの演技の動画はこちら
↓ ↓ ↓
http://www9r.nhk.or.jp/figure2/r/single_viewer.html?x=2_0018&gp=2
今回出場した選手たちですが、競技のルールが変わったせいや
新しい演目が多いこともあってか
まだ調子が出きらない演技が多かったように思いました。
それでも、長身のすらりとした選手たちが、
これまた長い手足を使って表現するさまは、
まるで
コスモスが風と一緒に踊っているかのよう。
ひるがえって、我らが真央ちゃんを見ると
随分大人っぽくなって、今までより表現力に力を入れているのがわかります。
そう、わかるのだけど…
でもね、真央ちゃん
あなたの演技は、まだまっすぐで、若枝が風に揺れているかのよう。
これからは、もっともっとしなやかに色々な感情を表現できるようになってほしい。
これは愛ゆえに出る、期待の言葉よ。
(ユルシテネ、ダカラガンバッテ)
…などという事を思いつつ、コスナー選手の演技まで観てから、帰途へと着いたのでした。
みなさんの中でNHK杯をご覧になった方、ご感想はいかがでしたか?
それでは、今回はいったんこれで失礼します。
P.S. あとで知ったら、真央ちゃんはこの日のフリーでは、すべてのジャンプを失敗して、スピンやステップも精彩を欠き、自己ワースト記録の8位だったそうです…。
村上選手は3度転倒しましたが、3位。
コスナー選手は、表現力を生かしてのグランプリという結果でした。
真央ちゃんのフリー演技の動画URL.
(気の毒で、記事本文には貼れませんでした)
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http://www9r.nhk.or.jp/figure2/r/single_viewer.html?x=2_0019&gp=2
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『牧神の午後への前奏曲』について、ウィキペディアからの引用です。
↓ ↓ ↓
この曲はドビュッシーが敬慕していた詩人 マラルメ の『牧神の午後』(『半獣神の午後』)に感銘を受けて書かれた作品である。" 夏の昼下がり、好色な牧神が昼寝のまどろみの中で官能的な夢想に耽る"という内容で、牧神の象徴である「パンの笛」をイメージする楽器としてフルートが重要な役割を担っている。牧神を示す主題はフルートソロの嬰ハ(Cis,C#)音から開始されるが、これは楽器の構造上、非常に響きが悪いとされる音である。しかし、ドビュッシーはこの欠点を逆手にとり、けだるい、ぼんやりとした独特な曲想を作り出すことに成功している。フランスの作曲家・指揮者ブーレーズは「『牧神』のフルートあるいは『雲』のイングリッシュホルン以後、音楽は今までとは違ったやり方で息づく [1]」と述べており、近代の作品で非常に重要な位置を占めるとされる。曲の終盤ではアンティークシンバルが効果的に使用されている。
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