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ショパンの『幻想即興曲』
今年はショパン生誕200周年ということで、
あちこちで、それを記念した
コンサートやリサイタルが開かれているようですね。

音楽を離れた私にとっても、ショパンと言うと
思い出す曲は幾つもありますが
この曲も、その中の一つです。

ショパンの即興曲第4番 嬰ハ短調
『幻想即興曲』Fantaisie-Impromptu 作品番号66

ショパンは、即興曲を4曲書いていますが、
この曲はその中で最後に出版されたものです。

この曲に始めてであったのは、
子供のころ、年上の人が発表会で弾いたのを聞いた時です。

最初に、左手を「ドーン」とオクターブで鳴らして、
アルペジオの前奏が始まります。
そしてそれに、右手のメロディーが、
軽やかに、でも時々訴えかけるように絡まっていく。

実はこの曲、左手は3連符で、一拍を三等分しているのに、
右手のリズムは16分音符で、一拍を四等分しています。

複合リズムを言われるものの一種ですね

この曲のメロディーもさることながら、
両手の音が妖しく、複雑に絡まりあって聞こえる様は、
本当に衝撃を受けました。

そして、一転して穏やかな、変ニ長調の中間部。
この部分の主題となっているメロディーは、
実は、曲の最初の主題の変形なんですね。

長調になっているし、
音価(音の長さ)は倍に引き伸ばされているしで、
解説本で見るまで、気がつきませんでした。

あるモチーフを、あちこちで形を変えて使うというのは
ショパンに限らず、作曲家がよく使う手法ですね。

そして穏やかな中間部が終わると、
また嬰ハ短調の再現部が。

そして最後では、一段と激しく訴えかけた右手が
だんだんと鎮まっていくと、左手に、
チェロのような緩やかなメロディーが現れます。

実際に耳にすると
ここが、実は一番印象的だったりして。

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テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

バッハの平均律
J.S.バッハの『平均律クラヴィーア曲集』。

第1巻と第2巻から成るこの曲集は
鍵盤楽器のために

24の調、

つまり、すべての長調と短調で
前奏曲とフーガが書かれている。


ピアニストにとっての旧約聖書といわれるこの曲集は、
インベンションと共に、
音大生やピアノをやる人にとって

まるで高校生にとっての物理か数学のような存在。

(という事は、どういう事かお分かりと思うけれど)


でも、何故か私は好きだった。

それも、華麗なロココ調っぽさが加わる第2巻ではなくて
渋いほうの第1巻が。


傍目にもそれとわかる、華麗なテクニックを披露する、
というのではなくて

まさに一音、一音に意味があるタイプの曲たち。


それは、プレリュードよりもフーガに
よく表れている。

メロディーと伴奏、ではなくて

ツル草の大小のツルが
色と太さをさまざまに変えて、からまりあって
ひとつのタペストリーを織り上げるようなフーガ。


バッハのそんな曲が好きだった。


最初の職業を離れて、
音楽をだんだん聴かなくなり

ピアノもほとんど弾かなくなってからも
最後までこれだけは弾いていた。

一音、一音を噛みしめるように。



バッハの、24の調による『平均律クラヴィーア曲集』。



それは


私にとって


24色のクレパスの詰まった箱。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

バッハと共感覚
J.S.バッハ。

音楽の父として、あまりにも有名なこの人。


現在の調性感、つまり

この調は軽やかで躍動感があるとか、
この調は穏やかだとか、

その元を作ったのは、バッハだという。


バッハも共感覚者だったのだろうか。



敏感な絶対音感を持つ人は
わずかなピッチの差を
色彩の違いとして
自らの共感覚でマッピングして捉えるという。


もっとも、調性感といっても
バッハの時代の調律は、
現代より半音低かった というから、
いわゆる絶対音感で感じる
何Hz・・・といったピッチを感じる感覚とは違うのかもしれない。


・・・絶対音感を持つ人は、
 当時のピッチで調律された楽器の演奏を聞いても、
 同じイメージを抱くのだろうか?



この記事は事実上、前回の記事『音の絵・音の色~共感覚の世界』の続きです
共感覚についての概要はこちらです。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ラフマニノフのスケルツォ
もうすぐ、あとほんの数時間で3月が終わる。

春爛漫になる前に、この曲の思い出を語ってしまおう。
ラフマニノフの 『交響曲第2番 第2楽章 スケルツォ』。

もう10年以上前の話。
当時の私は、電子オルガンで弾き映えのする曲をあれこれ探していた。

そして出会ったのがこの曲だった。
季節はちょうど、2月の下旬だったと思う。

冬の冷たさを残しながらも雪が解けて
雪解け水が流れていくそばから、あちこちの雪の下に花々が顔を覗かせるような曲。

色で言えば、白と金がメインで、所々に紫が混じる、
そんな色彩を感じた。

は雪か、でなければスノードロップの花の色
はフクジュソウ
は・・・クロッカス?

全部クロッカスでもいいかな、大ざっぱだけど。
(もっとも、ロシアに野生のクロッカスがあるかどうかは知らない)

その前に手がけたのが、
ショスターコヴィチの凄みを帯びた美しさの
黒と金と、艶めく濃茶色を思わせる曲だったので、
余計季節感のコントラストを感じたのかも知れない。

ラフマニノフは、(通俗的なまでの)ロマンチックなメロディーで知られているけれど、
中間部のフーガの部分は、ちょっと宗教的というか
これまたラフマニノフのロシア正教っぽさが表れていて、
この部分をアレンジで割愛したくなかった。

そしてそのフーガが変形していき、
曲の冒頭部が再現される部分では、そのままバックに流れているという処理は、
いかにも、ある音型を生かして使っていくクラシックの作曲技法、
という感じで好きだった。

オーケストラのこの立体感を、一人の演奏で表現するというのは、
本当に至難の技だった。

結局アレンジには苦労して、未完のままで終わってしまった。

(その後、私は思うところがあって
それまでレッスンを受けていた師の元を離れ、
ピアノ一本に戻っていくのだが)

2月・3月にかけては思い出す曲なのだけれど、
まだ4月のはじめの、早春の感じが抜けきれない頃までなら
季節にマッチして聞けるかも知れないので、
ご興味のある方は聞いてみてね。

・・・という訳で、今回は駆け込みアップの記事でした。
ではまた

テーマ : 思い出の音楽
ジャンル : 音楽

『春の水』
ラフマニノフの曲について、思い出したことをもう少しブログに綴りたくなってしまった。

バレエのレパートリーに、ラフマニノフのピアノ曲を使った『春の水』という演目があるそうだ。
これは子供の頃読んだ、あるバレエのコミックに出ていたのだが、大人になってから調べても、一体どの曲を指すのかわからなかった。

パ・ド・ドウの踊りで、途中で女性ダンサーが後ろ向きに男性のパートナーの懐(?)に飛び込むという、大変難易度の高いものだそうで、

一体どんな踊りなのだろう、とか
一体どんな曲なのだろう、とか

興味は尽きなかった。

緯度の高いロシアやヨーロッパの春は、
時期が来ると雪は解けて急流となるは、花々はいっせいに咲き出すはで、
日本でいえば3月から5月にかけての季節がいっぺんにやってきたような賑わい(?)なのだそうだ。

だから、シュトラウスの『春の声』なんて、のどかな曲を予想などしていようものなら大間違いの躍動感あふれる曲だ。

冬は暗い北方に暮らす人々の、待ちわびていた春を迎える喜びも漲っているのだろう。

だから、このバレエに使われているラフマニノフの曲も、きっと生命力と躍動感に満ちた曲想なのではないか。
冬の情景を思い起こさせる曲が多い作曲家だけれども、この曲ではきっとロシアの春の喜びを歌っているのだろう。

『春の水』とは、雪解けで急流となって流れる水がイメージされるのかな。

CDを聞いたり、楽譜を見て弾いたりして、ある変ロ長調のプレリュードがそうなのではないかと思った。

一見すると左手の16分音符がオニのように(笑)飛び交って、その上に乗って、右手のメロディーが歌われる。
そして途中で左右の手の役割は交代して、今度は左手がバスとメロディーを受け持ち、右手は滝のようになだれ落ちながら、左手と二重唱を奏でる。

いかにもラフマニノフらしいピアニスティックな技巧に満ちた、難易度の高い曲だけれど、
練習の時には、細かい音符に目を眩まされずによく分析すれば、春の喜びを歌った躍動感あふれるヴォカリーズが聞こえてくる。

・・・こんな曲だったと思う。

「思う」というのは、私がもうずいぶん前に音楽を離れて、ピアノを弾いていないどころか、楽譜もCDも、ほとんど全てを処分してしまったから。(わずかに残したものも、しまいこんで手を触れることもないためなので)

だから、今すぐそのプレリュードはOp.何の№いくつ、と、このブログを訪問してくれる方に示すことができないのを許してほしい。
思い出そうとすれば、その曲を自分の中で鳴らすことができるだけ。
ある意味では、その頃よりも純粋に音楽を感じているのかもしれないけれどね。

テーマ : 思い出の音楽
ジャンル : 音楽

ランキングタグ外しました
いつも応援有難うございます。 更新がなかなかできないため、ランキングタグを外しました。 過去記事のタグまでは手が回りませんが、ご了承よろしくお願いいたしますm(__)m
プロフィール

うさねこ369

Author:うさねこ369
性別:メス
年齢:任意の素数(・・・女性に年を聞くもんじゃありません)
誕生日:2月15日・みずがめ座
血液型:0型
性格:ヘタレで根性はないが、なぜか根気はあるらしい。(婚期は逃しました)
HNは亡き愛猫の名前と、もうひとつのものの名前を掛けている。(詳しくはカテゴリ『猫ばなし』中の1記事、『ペットとの思い出』を見てね)=^_^=

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