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続・死せる女神のためのパヴァーヌ
(前回の記事『死せる女神のためのパヴァーヌ』の続きです)

日本神話で、イザナギノミコトと共に日本の国土を作り
さまざまな島や神がみを生み出した
偉大な女神、イザナミノミコト。

なのに、死後の描かれようといったら…!

夫神であったイザナギノミコトに
死後の腐敗した様子を見られて逃げ出され、
追いかけていった先での、
黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)での大げんか。

イザナミ:「お前の国の人間を一日1000人殺してやる」
イザナギ:「それならば私は、一日1500の産屋(うぶや)を建てよう」


(これはもう、日本一壮絶な夫婦げんかですね)


そして、この世とあの世の間は大きな岩でふさがれて
生者と死者は、お互いの間を行き来できないようになりました。




と言うのが、この神話のあらましですが、
これって、あんまりではないでしょうか。
偉大な女神が、後半はまるで魔女かモンスター扱いです。
死の恐ろしさとか
死者を呼び戻そうとしてはいけないとか
この神話の意味するところは色々でしょうが、

だからと言って、この女神さまを、
あそこまでキャラ、変えなくても…
私はつい、そう思ってしまいます。


まあ、ここでは女性の二面性、
つまり

すべてを生み出し育てる偉大さと
すべてを呑み込もうとする恐ろしさ


これらも充分、表されているのでしょうけどね。


でも、この神話ですが
今、私達が知っているお話になる前は
もっと違う形だったのではないだろうか。
・・・・




古来から、人間の歴史は、民族同士で争っては
征服したり、されたりの繰り返し。

征服された民族の神は
征服した民族の文化の中で
悪魔や怪物扱いをされるようになったり

人々の信仰を失っては、
やがては妖怪へと
その姿を変えていったりします。


(また、文書に残される過程では
しばしば時の権力者に都合の良い形に、改ざんされたりします)


悪魔として、または死の女神としてゲームなどでおなじみの
アスタロトも、元は古代バビロニアの女神・イシュタルだと言いますからね。


だから、この日本神話の女神さまについても、つい
そんな事を考えてしまいました。



長い時間を通して語り継がれる神話。
それは、さまざまな意味を持ち
時には、心を揺さぶるイメージで
奥深い部分に訴えかけたりします。


ですから、神話を読んで
古代の人々の心に触れるのも良いかも知れません。
それと共に、貴方の心の奥深い部分にも・・・


ここまでお読みくださり、有難うございます。


この記事についてのコメントを頂ければとても嬉しいです。
思ったことなど、どうぞお寄せくださいね。



更新の励みになりますので、ポチっと応援、お願いします



P.S.

私は北欧神話も好きですが、
今、私達が触れることが出来るのは、本来のほんの一部が
特定の人を通して採集されたものなので
本来の北欧神話がどういったものだったのかは、
実はほとんどわかっていないそうです。

神話って、まだまだ謎ですね。


※イザナギとイザナミのお話にご興味のある方は、こちらのサイトをどうぞ

イザナギ(伊邪那岐命:男神)とイザナミ(伊邪那美:女神)の物語
URL:http://homepage2.nifty.com/matsue-jo/matue_itou/izanagi_izanami_episode.html

テーマ : 雑学・情報
ジャンル : 学問・文化・芸術

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(非公開コメント受付中)

コメント

う~ん。深いぃ~ですね。
その昔,昔は女系社会で、女性が世の中を動かしてたとか....しかし、それに反感を持った男性達が、今の男系社会を作ったそうな話を聞いた事があります。いま、それを思い出しました。
なんか、しみじみ考えてしまいますね....
かえるままさんへ
今回もコメントを有難うございました。

> う~ん。深いぃ~ですね。
> その昔,昔は女系社会で、女性が世の中を動かしてたとか....しかし、それに反感を持った男性達が、今の男系社会を作ったそうな話を聞いた事があります。いま、それを思い出しました。
> なんか、しみじみ考えてしまいますね....

さすが、かえるままさん。
私の言外のメッセージ(?)を、理解していらっしゃる^^

なんであれ思うのは、情報は、その表面だけ見て判断しないで、自分で考えることが大事と言うことでしょうか。
大好きなアスタロトの名前が急にでてきたのでうれしくなってしまいましたww

大魔王のバールはフェニキアの神さまだったのでしょうか?

キリスト教の悪魔たちも、土俗の神々だった者が多数いると思いますし、神話の原型は今あるままではほとんどわからないですよね。

ただ、悪役や地位を低くされている神々のことは、疑ってかかるほうが正解かもしれませんね☆

もしかしたら、うさねこさんのこの記事をきっかけにして、若い誰かが神話の謎を解き明かすかもしれないですね☆

イザナミノミコト
 うさねこ369さん こんばんは。

 私も この物語は知っていましたが、今でも なぜイザナミノミコトがこんなに悪く書かれているのか 不思議ですv-389
うさねこ369さんがおっしゃるとおり、敗者が悪く書かれるのは世の常なんですが この物語の意味するところがわかりませんv-388
 イザナミノミコトに気を遣われるうさねこ369さんは 本当にお優しい方ですねv-345
 
 私のパソコン 直りました。
コメントのお返事が遅くなってしまい すみませんでしたm(_ _)m
お時間あれば 私のブログを覘いてみてくださいネ。
ではまた☆
三代目さん
> 大好きなアスタロトの名前が急にでてきたのでうれしくなってしまいましたww

三代目さん、アスタロト大好きなのですか。何だか意外。
それは摩○峰○さん描く(パタ○ロにも登場する)美青年のアスタロトですか、それとも死の女神のアスタロトですか。
こっそり教えてください。(笑)

> 大魔王のバールはフェニキアの神さまだったのでしょうか?

すごい、詳しいですね~!
確かに聖書に出てくるカナン(古代フェニキア)の神様だったそうです。

> キリスト教の悪魔たちも、土俗の神々だった者が多数いると思いますし、神話の原型は今あるままではほとんどわからないですよね。
>
> ただ、悪役や地位を低くされている神々のことは、疑ってかかるほうが正解かもしれませんね☆

三代目さん、深い洞察・・・神がみの変遷の歴史をたどってみるのも、興味深いですが、なんでも表面の情報を鵜呑みにしないって、大切なことですね。

> もしかしたら、うさねこさんのこの記事をきっかけにして、若い誰かが神話の謎を解き明かすかもしれないですね☆

あはは、そういう若い方が読んでいてくださるといいですね。
でも、神話や歴史はロマンが一杯で、本を読むとわくわくします。

今回もコメント有難うございました。v-291
コウさん
>  うさねこ369さん こんばんは。

コウさん、こんばんは。

>  私も この物語は知っていましたが、今でも なぜイザナミノミコトがこんなに悪く書かれているのか 不思議ですv-389
> うさねこ369さんがおっしゃるとおり、敗者が悪く書かれるのは世の常なんですが この物語の意味するところがわかりませんv-388

コウさんも、イザナミノミコトの扱われ方が腑に落ちないお一人でしたか。
もしかしたら、かえるままさんのコメントにあるように、古代の母系社会から、父系社会に移り変わる過程で、女神様たちはそれまでの地位を貶められたのかも知れませんね

>  イザナミノミコトに気を遣われるうさねこ369さんは 本当にお優しい方ですねv-345

有難うございます。何茶って、ただのヘタレ猫なだけですが。(=^・^=)
 
>  私のパソコン 直りました。
> コメントのお返事が遅くなってしまい すみませんでしたm(_ _)m
> お時間あれば 私のブログを覘いてみてくださいネ。
> ではまた☆

パソコンが直って、良かったですね。またブログの新しい記事が読めますもの。
実はもう、伺いましたよ。
暑さが厳しいので、ご自分もパソコンもお大事になさってください。(^_-)-☆
ヨモツヒラザカ
わー、すごいわ、うわねこさん
渾身のレビューですね。
こんなに詳しく書いて下さって・・・感動(T_T)もう100ポチ!

本当に勉強家なだけでなく深くいろんなことをお感じになってらっしゃるんですね。

わたしは、ちょっと趣旨が違うかもしれませんが、自分が黄泉の国へ行って妻を連れ戻したくせに、ヨモツヒラザカでモンスターと化したうじだらけの死者(というか鬼女)の妻を化けもの扱いしてぷいっとそっぽを向いたイザナギをみるにつけ、人間の方がはるかに優しいなぁ、とつい比べてしまう物語に「嵐が丘」(原題Wuthering Heights)があります。黒沢明監督もリメイクしたあの名作です。
冷酷で血も涙もないヒースクリフが生涯愛した女性、キャサリンの墓をあばくシーン。
あの美しかった白い頬にはうじがわき、目はただれ肉はそがれ、本当に眼をそむけたくなるような姿なのですが、ヒースクリフはこれでやっと自分一人のものになった、とキャサリンをそのかいなに抱き抱くのです。そして毎夜亡霊のように墓を開けては彷徨い、しまいに狂人のように棺を担いで練り歩く・・・
男女の恋慕の情ってすさまじいものがありますが、ここまでしてもらえたらキャサリンは恋女房冥利につきることでしょうね。(実際は一度結ばれただけで結婚は出来なかったのだけど)。
いろんな愛のかたちがあるんですね。

冥界に迎えにいったものの死者の住人になりきれず逃げ出した男神イザナギと、死者の住人と次元を同じうするために狂気の世界へ敢えてて分け入って、想念ごと黄泉の世界で暮らしている、ヒースクリフのような男・・・

どちらもすさまじい人生ですが、うさねこさんはどんな男性像を求めるでしょうか。(笑)

P。S長くなってごめんなさいね<m(__)m>
美雨さんへ
こんばんは。

いえいえ、長くてもかまいませんよ。こちらこそ丁寧なコメントを有難うございます。

結構、マニアックともいえる世界を語ったので、皆さん引いてしまうのではないかと思っていましたが、それは杞憂だったようですね。

おっしゃる通り、正直言ってあの神話のイザナギノミコトは、とても情けない感じを受けてしまいます。
ヒースクリフには到底及びもつきませんね。でも、人間の男性だったら、イザナギの反応のほうが普通だったりして。

男性像としては、やはりヒースクリフタイプのほうがいいかな。

ポチ、有難うございます。

> わー、すごいわ、うさねこさん
> 渾身のレビューですね。
> こんなに詳しく書いて下さって・・・感動(T_T)もう100ポチ!
>
> 本当に勉強家なだけでなく深くいろんなことをお感じになってらっしゃるんですね。
>
> わたしは、ちょっと趣旨が違うかもしれませんが、自分が黄泉の国へ行って妻を連れ戻したくせに、ヨモツヒラザカでモンスターと化したうじだらけの死者(というか鬼女)の妻を化けもの扱いしてぷいっとそっぽを向いたイザナギをみるにつけ、人間の方がはるかに優しいなぁ、とつい比べてしまう物語に「嵐が丘」(原題Wuthering Heights)があります。黒沢明監督もリメイクしたあの名作です。
> 冷酷で血も涙もないヒースクリフが生涯愛した女性、キャサリンの墓をあばくシーン。
> あの美しかった白い頬にはうじがわき、目はただれ肉はそがれ、本当に眼をそむけたくなるような姿なのですが、ヒースクリフはこれでやっと自分一人のものになった、とキャサリンをそのかいなに抱き抱くのです。そして毎夜亡霊のように墓を開けては彷徨い、しまいに狂人のように棺を担いで練り歩く・・・
> 男女の恋慕の情ってすさまじいものがありますが、ここまでしてもらえたらキャサリンは恋女房冥利につきることでしょうね。(実際は一度結ばれただけで結婚は出来なかったのだけど)。
> いろんな愛のかたちがあるんですね。
>
> 冥界に迎えにいったものの死者の住人になりきれず逃げ出した男神イザナギと、死者の住人と次元を同じうするために狂気の世界へ敢えてて分け入って、想念ごと黄泉の世界で暮らしている、ヒースクリフのような男・・・
>
> どちらもすさまじい人生ですが、うさねこさんはどんな男性像を求めるでしょうか。(笑)
>
> P。S長くなってごめんなさいね<m(__)m>
ランキングタグ外しました
いつも応援有難うございます。 更新がなかなかできないため、ランキングタグを外しました。 過去記事のタグまでは手が回りませんが、ご了承よろしくお願いいたしますm(__)m
プロフィール

うさねこ369

Author:うさねこ369
性別:メス
年齢:任意の素数(・・・女性に年を聞くもんじゃありません)
誕生日:2月15日・みずがめ座
血液型:0型
性格:ヘタレで根性はないが、なぜか根気はあるらしい。(婚期は逃しました)
HNは亡き愛猫の名前と、もうひとつのものの名前を掛けている。(詳しくはカテゴリ『猫ばなし』中の1記事、『ペットとの思い出』を見てね)=^_^=

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